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#子育てコラム

大切な試合で我が子が痛恨のミス! 子どもになんて声をかけますか?

学校生活の中心は部活動という中高生も多いかもしれません。親は送迎やお弁当の準備、ユニフォームの洗濯など大変なこともありますが、その反面、我が子の成長や活躍が励みになるママも多いのではないでしょうか。運動部に所属する中学3年生のお子さんをもつママからママスタBBSに相談が寄せられました。

『県大会出場をかけた大切な試合で、息子がミス。試合で負けてしまいました。私は他の保護者に平謝り。本人が一番傷付いていると思うのですが、帰宅する息子になんて声をかけたらいいと思いますか?』

投稿者さんは、息子のミスが決定的に試合の勝敗に影響したことに加え、チームの雰囲気から息子がチームメイトに責められているかもしれないと心配している様子です。多くのママがコメントを寄せてくれました。

我が子のミスは、親が謝るの?
どんなスポーツでも勝敗はつきもの。勝つときも敗けるときもあるものです。コメントしてくれたママたちが気になったのは、投稿者さんの「平謝り」についてでした。

『なんで謝るの?  全力でやった結果でしょ』

『親が謝ったら、お子さん、立場ないでしょう』

『勝つも負けるも全員の責任でしょ。子どもには、お疲れ様、良い経験になったね! それでいいんじゃない? そういう失敗も大事な経験』

もしも息子さんが自分のミスを親が謝ったと知ったら、もっと辛い気持ちにさせてしまうかもしれない……息子さんの全力プレーを認めてあげてほしいと多くのママがコメントしてくれました。筆者も“そうそう”と頷きたくなる反面、応援席の様子はどうだったのだろう? と想像してしまいました。多くのチームは保護者同士が集まって応援します。誰かがミスをしたときに漏れるため息や重たくなる空気を感じる場でどんな気持ちでいたのかと思うと、平謝りをした投稿者さんの気持ちも痛いほどわかります。

スポーツを通して得るものは?
同じような経験をもつママからは、こんなコメントが寄せられました。

『うちの息子も中2の時、市の決勝で延長までいってたのに、息子のクリアミスで点を取られて負けた。息子は試合中から泣きだし、泣きながら帰宅。床屋で丸坊主にした。先輩に申し訳なかったと謝ったけど、先輩たちは息子に温かい言葉をかけてくれました。顧問からは「神様が与えれくれた試練だ」と。私は、その日はそっとしておいて、次の日からネタにしたよ』

筆者はコメントを読んで素敵なチームだなと思いました。ミスをした選手が泣いている姿や、先輩たちが温かい言葉をかけてくれた様子などを想像して、筆者は思わず目がウルウルしてしまいました。部活動は、スポーツが上手くなるだけが目的じゃないですよね。成長するのは、むしろメンタルのほうかもしれないですね。そして“そっとしておく”ママの対応も素敵です。筆者の息子もスポーツをしているので、“我が子が落ち込んでいるときに、そっとしておけるママのメンタルの強さ”にも感心してしまいました。

ママの役目は見守り役
スポーツを通して様々な経験をし成長する我が子。子どもが小さかった頃は、まるで一緒に試合に出ているかのように応援していたママの関わり方も、子どもの成長に合わせて変化していくものなのでしょう。今回寄せられたコメントでは、多くのママが 『お疲れ様と言って、好物をたくさん作って迎える』と書いていました。困難を乗り越えるのは子ども自身の力。ママは見守り役に徹し、子どもが力を発揮できるように、さり気なく励ますようです。投稿者さんは、息子さんが高校に行っても続けて欲しいとコメントしていました。息子さんが「明日からまた頑張ろう」と思ってくれたらいいですね。

文・間宮陽子  編集・一ノ瀬奈津